桜餅

 いいお天気の京都東山です。いよいよ桜が咲き始めましたよ。これから雙林寺界隈には、花見客がどっと押し寄せてきて、人混みに交通渋滞とごった返すことになります。毎年のことですけど。

 ところで、桜餅のお供えがあがりました。ご存知の通り、桜の葉を塩漬けにして餡菓子を葉っぱで巻いたお菓子ですね。ただし、関東と関西では、種類が違うようです。

 関東では、薄いクレープ状の生地であんこを包むのに対して、関西のものは、つぶつぶの道明寺粉のお餅であんこが包んであります。

 そもそも桜餅は、江戸時代に、隅田川のほとりの長命寺の門番であった山本新六という人が、桜の葉を何かに利用できないかと考え、考案されたお菓子だそうです。享保年間(1716-36)のころに長命寺の門前で売り始め、文化文政期(1804-30)になると大流行したそうです。もともとは、餅を桜の葉で巻いていたそうで、それが、人気を博して全国へと広まったことのようです。

 関西のものは、1000年以上も昔に大阪の藤井寺市にある道明寺で道明寺粉を使って初めて作られたそうです。道明寺粉とは、蒸したもち米を乾燥させて粗めに挽いたもので、現在では、関西風桜餅のほか、おはぎ、椿餅にも用いられています。

 どちらにせよ、桜色のお餅にほのかな香りを楽しめるお菓子ですよね。みなさまは関東?、関西?、どちらがお好みでしょうか?ちなみに、葉っぱは食べても食べなくてもどちらでもよいそうですよ。今日も楽しい一日を。