繋紡心

 いいお天気の京都東山です。よいお年をお迎えでしょうか。今年も比叡山から発信する言葉が発表されました。

「繋紡心(けいぼうしん)」・・・心が繋がり紡ぐ道が照らされ、相思う時代が訪れる

人を思いやる心と、感謝の心が人と人とを繋ぎ、争いのない平和な未来が紡がれていきます。

「ありがとう」の心を日々忘れずに過ごしましょう。

しょうぐうさん

 仏教には、「貪(とん)、瞋(じん)、痴(ち)」という言葉がありまして、これらを「三毒(さんどく)」とも呼んでいます。このなかで、「痴」は、知らないことを意味します。

 繋紡心からまず思ったことは、心を繋ぐためには、相手の事をよく知る、理解するというが大切ではないのかということです。勝手な自分の思い込みで、相手の性格などを決めつけたりしないようにしなければなりません。相手のことを知らないことで、揉め事が起こったりすることはよくあることです。まずは、相手をよく理解することと、自分のことをよく知ってもらう、ことだと思います。そこからつながって、紡いで、中島みゆきの「糸」ではないですが、そんなことなのかあと思いました。信頼と尊敬、感謝でつきあうことではないでしょうか。

 さて、みなさまはいかがお考えになりましたでしょうか。今日も楽しい一日を。