托鉢

しょうぐうさん
 晴れ空の京都東山です。今朝は少々寒い感じになっています。最高気温は13℃の予想です。マスクなどを着用されて、風邪などにかからないよう体調管理にご注意ください。

 さて、天台宗では、「慈愛の心で助け合い」をスローガンとして、毎年12月1日を「全国一斉托鉢の日」と定めており、全国の各教区ごとに津々浦々において、街頭や各戸を訪問するなどして、天台宗の僧侶や檀信徒のみなさまが中心となって托鉢を実施し、募金活動を行っています。

 集められたお浄財は、一隅を照らす運動総本部地球救援事務局や、地域の社会福祉協議会やNHK歳末たすけあいやNHK海外たすけあいに寄託され、毎年みなさまから多大なご協力をいただいています。ちなみに、令和5年度の募金総額は、8,687,980円が寄せられたということです。

 先にお知らせしましたが、天台宗京都教区では、令和6年12月7日(土)午後2時ごろから1時間程度、京都四条河原町高島屋前、エディオン前において托鉢を修行します。みなさまからのご協力をよろしくお願いいたします。

 本来僧侶は商売をしませんから、托鉢でその日の食べる分を頂きます。あわせて衣食住の欲を払い落とす修行なのですが、逆に、食べ物を施す方にとっては、布施行となりますから、双方徳積みになるわけです。今では、募金活動に思われがちですが、布施や喜捨の修行だということを忘れず修行したいものです。今日も楽しい一日を。