いいお天気の京都東山です。よく晴れています。この時期になると御歳暮を頂戴いたします。ありがたいことです。ちょっとお歳暮について調べてみました。
もともと日本には、お正月にご先祖さまをお迎えする「御霊祭」という風習があったそうです。そのお供え物として、分家の人が本家へお神酒のおつまみになるような塩鮭、数の子、するめ、干物などを年末に届けたそうです。これが中国の行事と結びついて「お歳暮」のルーツになったと言われているようです。
お歳暮についてのアンケート調査で、お歳暮でもらって正直困った品物の1位は「お酒」、続いて「油・調味料」「フルーツ」だったそうです。理由としては、お酒は「家族全員がお酒を飲まないから」、「油・調味料」は「家にストックがある」「たくさんあると使いきれないから」なのだそうです。フルーツはよさそうなものですが、「日持ちせず痛んでしまうのが早い」「複数のところから頂いて食べきれない」のだそうです。
一方、うれしかった品物は「肉・肉加工品」「お菓子」「ジュース・コーヒー・紅茶・お茶」とのことです。肉・肉加工品の理由としては、「高級な肉・肉加工品は普段食べられないから」で、それに、「消費期限が長い」「クリスマスのオードブル・お正月のおせちに入れられる」などといった実用性が高いことも理由だったようです。お菓子は「シェアしやすい」「お茶のお供として日常で楽しめる」、ジュース・コーヒー・紅茶・お茶は「必需品なのでうれしい」ということです。最近では健康志向の高まりで、オーガニック食品や健康食品なんかも人気があるそうです。
いずれにしても、お歳暮に最も求められることは、受け取る側の「実用性」や「好みであること」で、「高価なものであること」や「礼節が守られていること」はあまり重視されていないそうですよ。つまり、相手のことをよく理解して、喜ばれる品物を選ぶのがよろしいようです。
お歳暮は、感謝の気持ちを伝えるための素晴らしい日本の伝統です。この習慣を通じて、日頃お世話になっている人々へ心を込めた贈り物を選び、感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。今日も楽しい一日を。