天台会

しょうぐうさん
 よく晴れています京都東山です。昨日、11月24日は、天台大師さまのいわゆるお亡くなりになった日です。全国の天台寺院では、「霜月会」や「天台会」と言われる法要が営まれました。京都教区では、この日が日曜日であったため、22日に営まれました。

 天台大師さまは、中国の浙江省にある天台山で修行され、天台山で亡くなられたので、天台大師と呼ばれています。隋の煬帝から「智者」のお名前が贈られたので、我々は法要などで、「高祖天台智者大師」とお呼びしています。また、天台宗と呼ばれることも、このお山の名前に由来しています。

 天台大師さまは、7歳の頃から喜んでお寺に通い、観音経を一度聞いただけで覚えてしまったそうです。18歳で出家して、20歳で具足戒をお受けになります。その後、38歳で天台山にお入りになり、60年の生涯を過ごされますが、その間、35のお寺を建立し、仏画や仏像を描いたり刻んだりと、その数は十万体、さらには数え切れないほどの写経をされ、4000人の人々を得度させたなどと、天台大師和讃に書かれています。

 そして、天台大師さまの教えは伝教大師さまへ引き継がれることになり、現在も脈々と受け継がれているのです。不滅の法灯とともに、いついつまでも後世に伝えていきたいですね。

 天台宗のホームページにお大師さまの紹介ページがありますので、ご覧いただければと思います。今日も楽しい一日を。