一隅を照らそう

しょうぐうさん
 晴れ空の京都東山です。今日の最高気温は15℃と、急に寒くなりました。体調管理にお気を付けください。そして、「大安、吉日にて万事進んでよし」となります。

 さて、幸せになるためにはどうすればよいですかと、ストレートな質問を受けました。あれこれ考えましたが、伝教大師さま仰せの「己を忘れて他を利する」「一隅を照らす」なのだと思います。自分勝手な欲望を叶えたところで、そこには幸せはないように思います。永遠に満足することはないからです。

 お経にも「善い行いをしよう」と説かれています。そのためにはどうするのかと、常に考えることです。善い行いとはなんだ?どうすれば善い行いができるのか?なぜ、善い行いをしないのか?などなど、考え出すととまらなくなります。そして、行動するわけです。仏教は実践とよく言われますが、お経をいくら読んでいても実践が伴わないと効果はありません。ダイエット本をいくら読んでも痩せないのと同じことです。

 一隅を照らすことを続けていれば、いいことが起こって幸せになれます。実践していれば、できないと思っていたことも、いつの間にかできるようになります。そうして、気が付けば楽しい暮らしになっているはずですよ。今日も楽しい一日を。