ゑびす講

 快晴の京都東山です。今日の最高気温は20℃に満たないようで、涼しい朝を迎えています。

 今日は、雙林寺から歩いて15分くらいのところにある京都ゑびす神社では、「二十日ゑびす大祭(ゑびす講)」が行われています。

 京都ゑびす神社は、西宮神社、大阪今宮神社とともに「日本三大ゑびす」と称される神社です。平安末期に臨済宗の開祖・栄西が中国からの帰路で暴風雨にあった際、船の上から海上に向かって治まるようにと祈ったときに、波間から恵美須神が現れて、風雨が止んだことから、恵比寿さまは、旅の安全や商売繁盛の神さまとして信仰されています。七福神のメンバーで、右手に釣竿、左脇に大鯛を抱えておられます。

 1月の「十日ゑびす大祭(初ゑびす)」は、恵比寿神が海にお帰りになる日に行われるのに対して、恵比寿神を海から迎える日に行われるのが旧暦9月20日(現在の10月20日)の「二十日ゑびす大祭」ということだそうです。

 何でも、この祭事は、恵美須神社独特の祭礼だそうで、江戸時代の初期、京や近江の商人が江戸などで商売をして、旧暦の9月20日に京へと帰ってきた際、その足で、恵美須神社へ参拝し、旅の無事と商売繁盛を感謝したことが、二十日ゑびす大祭(ゑびす講)の始まりだそうです。

 ちょっと、様子を伺いにいってみようかな。今日も楽しい一日を。