庚申

八坂庚申堂
 曇り空にて蒸し暑い京都東山です。ガス管の取り換えで、アスファルトの切削工事が行われていまして、かなりうるさいです。

 さて、今日の暦には「庚申(こうしん)」とあります。庚申とは干支で言うところの庚(かのえ)申(さる)の日のことです。雙林寺から歩いて10分くらいのところに、八坂の塔があり、その前に金剛寺さんがあります。通称「八坂庚申堂」として、色とりどりの「くくり猿」が有名な天台宗のお寺です。雙林寺の組寺でもあり、ご住職さまには、日頃から大変お世話になっております。

 金剛寺では「庚申待ち」や「祈祷会」が行われます。人間の体には三尸(さんし)という3種類の虫が棲んでいて、その虫は、夜眠っている間にその人の悪事を天帝に報告に行き、その程度によって、寿命が縮められてしまうというのです。そんなことをされてはたまらないというので、三尸が活動する庚申の日(60日毎)の夜は、眠らずに徹夜で過ごそうと、「庚申待ち」が始まったそうです。

 徹夜することよりも悪いことしなければよいんじゃね?と思いますけど、私たちは、法律を犯すことはないにせよ、ついつい何かしら人に迷惑をかけてしまうことをやらかしてしまうのですよね。日々反省です。 おん でいば やきしゃ ばんだ ばんだ かかかか そわか 今日も楽しい一日を。