こどもの日

 雲ひとつない快晴の京都東山です。ほんとにいいお天気です。さて、今日はいろいろと重なる日となっていいます。

 まずは、「大安」です。【吉日にて万事進んでよし】です。次に、「己巳の日(つちのとみのひ)」です。これは、弁天さんのご縁日となります。財運アップです。そして、「立夏」です。暦のうえでは夏が始まりました。まだ少し春の余韻が残っている感じがしますが、新緑が生き生きとして元気がもらえます。【天地盛陽の気となり夏の気立つなり】です。さらに、「こどもの日」です!【こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する国民の祝日】となっています。これだけ重なるとそれだけで、何だか気持ちがウキウキします。

 ということで、柏餅にちまきを食べようと思います。柏の葉は新芽がでるまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄を象徴する縁起の良いものとされ、江戸時代からお餅を包むようになったそうです。お寺でも建物の彫刻に柏の葉が彫られていたりしますし、柏の木で虚空蔵菩薩を彫るとよいという伝説もあります。また、ちまきは、中国の故事から入水自殺した政治家への供養に竹筒にお米を詰めて川に投げたことが始まりとされているそうです。他にも、昔、邪気や疫病を祓う神聖な葉とされる茅(ちがや)の葉で食べ物を巻いたことから「茅巻(ちまき)」と呼ばれるようになったという説もありました。

 早速買い物に行こうと思いますが、柏餅の中身は、あんこにしようか、それとも、みそあんにしようか、とか、ちまきは何本食べようか、とか、赤飯も食べることにしようか、とか、あれこれ考えるだけで楽しいですね。いいことありますように。今日も楽しい一日を。