漱石の日

吾輩は猫である?
 雨が降っています京都東山です。ここ数日、降ったりやんだりです。さて、今日の暦には「漱石忌」とありましたが、どうやら「漱石の日」の誤りのようです。夏目漱石の命日は12月9日でしたので、誕生日かとも思いましたが、1911年の今日、文部省からの文学博士号授与を「自分には肩書きは必要ない」と辞退したことに由来して「漱石の日」と定められそうです。私は小説は読まないので、有名な作品名、あとは千円札くらいしか思い当たらないので、ちょっと調べてみました。

 夏目漱石の本名は「夏目金之助」といって、ペンネームである「漱石」は、「漱石枕流(そうせきちんりゅう)」という四字熟語からきているそうです。漱石枕流とは、【自分の失敗を認めず、屁理屈へりくつを並べて言い逃れをすること。 負け惜しみの強いこと。】という意味で、自分の性格にぴったりだということで名乗るようになったということでした。

 また、甘党で特にアイスクリームが好物で、裏庭にはアイスクリーム製造機があったそうです。しかし、この甘党好きが胃潰瘍を悪化させ生涯をとじられることになったようです。それほどまでに、お好きだったのですね。

 夏目漱石と言えば、「こころ」「坊ちゃん」「吾輩は猫である」など、数々の名作を残した文豪ですよね。今ではネット上で自由に読める作品もあるので、読んでみようかとも思いましたが、恐らく読まないだろうな、、、今日も楽しい一日を。