建国記念の日

橿原神宮
 いいお天気の京都東山です。今日は、建国をしのび、国を愛する心を養う国民の祝日「建国記念の日」となります。昨日は旧正月でしたから、建国記念の日と、始まりの日が続きますね。

 日本では実際の建国日が明確でないため、日本神話の登場人物で、古事記や日本書紀に初代天皇と記されている神武天皇の即位日に由来して、2月11日が日本の国の誕生日となっています。ちなみに、神武天皇は橿原神宮にお祀りされていますね。

 神武天皇は正式には、神日本磐余彦火火出見天皇(かむやまといわれひこほほでみのすめらみこと)と申し上げます。もともとは、天照大神の血を引く神倭伊波禮毘古命(かむやまといわれびこのみこと)といいました。皇后は、媛蹈韛五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)と申されます。

 九州の高千穂宮から豊かで平和な国づくりをめざして、東へ向かわれ、当時のことですから、想像を絶する苦難を乗り越え、畝傍山の東南の麓に橿原宮を創建され、第一代天皇として即位されました。今からおよそ2,600余年前のことです。したがって、日本の歴史と文化の発祥の地でもある橿原は、日本の原点ともいわれています。

 今年は令和6年、西暦は2024年、皇紀では2684年です。皇紀とは、神武天皇が最初に即位した年を元年とした暦のことです。日本の暦は西暦よりはるかに古いことがわかりますね。

 ところで、連休はいかがお過ごしになりますでしょうか。良い連休となりますように、お祈りいたしております。今日も楽しい一日を。