しょうぐうさん |
曇り空の京都東山です。今日は大安となります。「吉日にして、万事すすんでよし」です。何かいいことあるかしら?
さて、正月と五月と九月のお参りは「正五九まいり」といって、普段の月よりも御利益を頂戴できるといわれています。すでに初詣に行かれたと思いますので、今月のおまいりはお済みですよね。
このほかにも、「縁日」といって、毎月特定の日に特定の仏さまとのご縁が深まり、この日に参詣すると普段以上の御利益を頂戴できるとされている日があります。法要や、おまつりが行われ、大きな寺社では露店が出店されますので、子供たちにとっては楽しい日でもあります。特に、年の最初の縁日を初(はつ)○○(初観音、初不動とか、干支を縁日とする場合は初午、初巳など)と言いますし、年の最後の縁日を納め(おさめ)の○○または終い(しまい)○○といいますよね。明治時代は新聞に縁日欄があったそうですよ。
ざっと、ご縁日を調べてみますと…
- 1日、16日 歓喜天
- 4日 阿閦如来
- 5日 弥勒菩薩
- 8日、12日 薬師如来
- 13日 虚空蔵菩薩
- 14日 普賢菩薩
- 15日 阿弥陀如来
- 18日 観音菩薩
- 23日 勢至菩薩
- 24日 地蔵菩薩
- 25日 文殊菩薩
- 28日 大日如来・不動明王・三宝荒神
- 30日 釈迦如来
- 午の日 稲荷神
- 亥の日 摩利支天
- 1月,5月,9月の最初の寅の日 毘沙門天
- 甲子の日 大黒天
- 己巳の日 弁才天
- 庚申の日 帝釈天・青面金剛
などです。
これを見ますと、ほぼ毎日のようにご縁日がありますので、逆に言えば、いつお参りに行ってもそれぞれの仏さまからご利益を頂戴できるとも受け取れます。したがって、困ったとき、お願いしたいとき、報告したいことがあるときなど、いつでもお参りに行けばいいのかもしれません。
そうではなくても、毎月、日を決めて定期的に継続してお参りに行くことで、毎日の暮らしにハリができたり、生活のリズムを整えるのもいいと思います。「縁日の活用」とでもいいましょうか、略して「縁活」です??
また、ご家庭では、毎月何かの日を作るのもいいかもしれませんね。いつも仏さまと一緒。今日も楽しい一日を。