聖天さまご縁日です

 曇り空にてぬくい京都東山です。「ぬくい」は関西弁?暖かいことです。気温18度となっています。さて、今日は今年最後の歓喜天さまのご縁日となります。

 歓喜天さまは、「大聖歓喜自在天」「聖天」「天尊」などとも称されます。「南無大聖歓喜雙身天王」とお呼びし、一般的にお勤めを始めます。

 私たちが聖天さまを知っているとか知らないとかに関係なく、常に聖天さまは私たちを見護って下さっています。ですから、そのお加護に感謝することは大切ですし、感謝の気持ちを態度に表わすことが必要です。日々の暮らしの中で感謝の気持ちこれを表すことができますと、より一層の御加護をいただくことができ、聖天さまの光明が輝きだします。

 しかし、せっかく聖天さまが私たちに光明を照らされていても、感謝の気持ちを持たず、家族は不和状態、心は不平不満だらけの灰色な空気が漂っている生活では、聖天さまの光明は一向に届かず、御利益など頂けるはずがありません。殺風景な家庭や、陰気なお店が栄えることはありませんよね。

 わたしは、ちびまる子ちゃんの家のように、サザエさん一家のようにみんなが明るく楽しく暮らすことで、聖天さまがお喜びになり、ご利益も多く頂戴できるのだと思います。なぜなら、和合して、感謝の心で楽しく暮らすことこそが、聖天さまの御心だと思うからです。そうはいうもののなかなかうまくいかないところが悩みの種ですけれども。

 今年の御礼参りとともに、今日も楽しい一日を。