年賀郵便特別扱い開始

 雨上がりにてどんよりとした京都東山です。今日は「年賀郵便特別扱い開始」の日です。今日から、12月25日までの間に年賀状を投函すると、翌年の1月1日に配達されることになっています。

 日本では、奈良時代から年始の挨拶をする習慣があり、挨拶が行えないような遠方などの人へ書状による年始挨拶が行われるようになったことが年賀状の始まりといわれているようです。

 思い起こしますと、子供の頃は、芋版とかいって、芋を掘って版画をしたり、みかん汁で字を書いてあぶり出しとか、それから、プリントゴッコという家庭用印刷道具が発明されたりして、要するに、1枚1枚手間暇をかけて年賀状を書いていました。今ではパソコンを使って原稿を作成し、あるいは、既製デザインを選んで、プリンターなどで印刷するようになりました。子供の頃とは差し出し枚数が違うので、効率化だといえばそうかもしれません。

 ところが、最近は、年賀状を出さなくなる傾向にあるそうです。普段からSNSでつながっているので、改めて年賀状を出さなくても、メッセージを送信することで事足りるということらしいです。

 いずれにしても、すべて機械で済まされると、どこか事務的なので、ひとこと手書きメッセージを添えるとか、宛名は手書きにするなど、少し手間をかけて相手のことを考えて心を込めた年賀状を作成するようにしたいものですよね。

 そういえば、あぶり出して思い出しましたが、「あぶり出し」とだけ書かれていて、いつまでたっても文字が出てこないいたずら被害にあったことがありましたよ(笑)今ではいい思い出ですけどね。今日も楽しい一日を。