東山初詣でめぐり

 快晴の京都東山です。ぐっと気温が下がった感じがします。

 さて、ごそごそと探し物をしていましたら、「東山初詣でめぐり」なるチラシのような書類が出てきました。多分チラシです。

 雙林寺を含めて8か所の寺社の新春初詣でをしましょうという内容です。今は存在していませんが、「東山初詣で会」と称する集まりがあったようです。この会のことを知っている方はおられるのかなぁ、何かお話を聞ける人がいるといいのですけれど。

それで、内容はといいますと、

  • 日時:昭和41年正月9日(日)、10日(月) 両日とも午前9時より午後4時まで
  • 会員章(金百二十円)内要
  • 授与 (1)福絵馬付御笹 (2)十福神厄除御守札 (3)十福神御分身
  • 抽籤 (於霊山観音)

そして、巡拝するところは、

  1. 出世恵比寿 粟田神社
  2. 円山弁財天 弁天堂
  3. 布袋尊   長楽寺
  4. 薬師如来  雙林寺
  5. 秋葉権現  東景寺
  6. 金比羅   安井金毘羅宮
  7. 三面大黒天 高台寺 円徳院
  8. 観音菩薩  霊山観音
 三条神宮道から順番に巡礼を始めて、最後に霊山観音をおまいりして、そこで抽籤があったようです。「抽選」ではなくて、「抽籤」となっています。御籤からきてるのでしょうね。ただ、授与品が「十福神」となっているのは不思議なところです。八か所なので、あとふたつ足らないじゃないですか。その他にも、どなたが中心となって、多くの広告を集めたり、この会の運営をされていたのか、この年だけの開催だったのかも気になるところです。

 そういえば過日、表装されてお軸になっているお薬師さまの御分身を寺に返しに来られた方がおられましたが、きっとこれのことだったのでしょう。

 今のところ、復興の兆しもありませんが、来年はこれでお参りしてみてはいかがでしょうか。今日も楽しい一日を。