宝くじの日


 曇り空の京都東山です。今日の最高気温は34℃とまだまだ暑いですよ。さて、今日は「宝くじの日」となります。当時の第一勧業銀行(現・みずほ銀行)宝くじ部が、当選しても引き換えられず、時効となってしまう宝くじが多いことから、時効防止のPRの為に、「く(9)じ(2)」の語呂合わせから1967年に制定されたそうです。みなさまの周りにも当たりくじはありませんか?私は、当たったことがないので、買わない派です。

 ところで、くじといいますと、おみくじですよね。疫病退散の角大師として有名な元三大師さまが、おみくじの開祖と言われています。比叡山横川にある元三大師堂前には「おみくじ発祥の地」と書かれた石柱が建てられています。

 おみくじを運試しとして、「吉はアタリで、凶はハズレ」とされる方もおられますが、そうではなく、自分で判断できないことを仏さまにお伺して、おみくじに書かれた仏さまのお言葉によって、方針を定め、心を落ち着かせたり不安を解消する方法ですから、決して運試しなどではないのです。「くじ」に尊敬の接頭辞「お」「み」がついているところからも、この意味がうかがえます。

 おみくじに書かれた内容を読み解いて方針や決断を下しましょう。それには、自分で考えると都合の良いように考えがちなので、第3者の方にお願いする方がよいと思います。例えば、お坊さんにお願いすると読経などのお作法をしてから引いてくれますし、読み解いてアドバイスもしてくれます。ともかく、どんな内容であっても信じて従うべしです。

 宝くじはなかなか当たりませんが、おみくじはよく当たりますよ。今日も楽しい一日を。