お墓参り

 曇り空にて蒸し暑い京都東山です。今日も昼間の気温が30℃を超えるようですので、体調管理にお気を付けください。
 
 さて、明日から1週間は秋のお彼岸となります。昨日までの連休中にお墓参りをされた方もおられるのではないでしょうか。

 お墓参りはご先祖さまや故人と私たちの結びつきを再確認する大切な行いですから、自分が行わなければ意味がないように思います。お墓参りに特別なお作法はありませんが、大切なのはご先祖さまへの報恩感謝の気持ちを込めてお参りをすることです。

 実際のお墓参りについて一例を挙げてみますと、

  1. お参りするために→輪袈裟・数珠・経本・線香・ろうそく・マッチ
  2. 掃除用に→たわし・歯ブラシ・ほうき・ぞうきん・スポンジ・バケツ・ゴミ袋など。(バケツや柄杓などは、墓地、霊園で貸してもらえるところがありますよ)
  3. お供え用に→お花・菓子・果物・飲み物・故人の好きだったもの・それらを置くトレーや半紙など。

 以上のものを用意して、お墓を掃除し、線香・ろうそく・御供物をお供えして、できればお経をお唱えします。特に、時間が経つと墓石に水垢が付きますので、スポンジなどでこすって磨くとよいと思います。お参りが終われば、墓地で借りた用具類はきちんと元に戻し、事務所の方らにひとこと挨拶をして帰るくらいの心配りは忘れないようにしたいものですね。

 それから、お供えの食べ物や飲み物は持ち帰るように心掛けましょう。お下がりとして、家族で先祖のことなど話しながら食べるとよいと思います。

 忙しい現代では、このような丁寧なお参りは、思っていてもなかなか出来ませんが、せめてお盆・お彼岸・新年くらいは家族そろってお墓参りをして、菩提寺のご本尊さまへも併せてお参りして、故人を偲びたいものですね。今日も楽しい一日を。