土用の丑の日

 

 快晴の京都東山です。今日も気温が朝から上昇して、最高気温は38℃の予想です。暑い熱い夏真っ盛りです!何としても夏バテせずに元気に過ごしたいものですね。

 さて、土用の丑の日となりました。昨日からうなぎのかば焼きのニュースが取り上げられています。ご存知の通り、土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことです。特に夏の土用が有名で、夏しか土用はないようにも思われますが、実はどの季節にも土用があるんですね。夏の土用が特に有名なのは、マスコミで報道されるからか、うなぎ商戦なのかわかりませんけれども、美味しいものを食べて夏を乗り越えようという普段にない意気込みがあるのかもしれません。子供の頃は「今日は土曜日じゃないのになんで「どよう」なんだろう?」などと不思議に思っていましたよ。

 ということで、土用の丑の日といえば、うなぎ!ですよね。万葉集には、大伴家持が「石麻呂に われ物申す 夏痩に良しといふ物そ 鰻取り食せ」と詠んでいて、奈良時代からうなぎには疲労回復や食欲増進の効果があることがわかっていたようです。江戸時代には、平賀源内が夏に売れないうなぎを何とか売ろうと、「本日丑の日」と書いて魚屋の店先に貼ったところ大繁盛して、それから鰻を食べる習慣が広まったといわれているようです。

 うなぎの他にも、いろいろ食べるとよいものが見つかりました。「土用しじみ」「土用たまご」「土用餅」。さらに、「う」がつくもの。たとえば、「うどん」「梅干し」「瓜」などなど。「夏を元気に乗り切れますように」この気持ちを込めて食べるのが何より大事ですよね。

 みなさんは何を召し上がりますか?わたしは、うしを食べようかな。生臭坊主とかいわないでくださいね。今日も楽しい一日を。