みどりの月間

 天気予報の通り昨夜半からずっと雨の京都東山です。今日は「一粒万倍日」となります。一粒の種を育てるように働く手間暇かけて働く日ですね。

 さて、今日から「みどりの月間」が始まります。私は知らなかったので調べてみました。「みどりの月間」とは、4月15日~5月14日までの間に行われる、環境保全・緑化に関する啓発運動のことです。この月間には、自然とのふれあいや、環境保護に関する様々なイベントやキャンペーンが全国各地で展開され、自治体や企業が中心となって、エコ活動や自然保護、緑化活動などが行われます。ちなみに、京都市のとなりの宇治市では、”写真を撮ろう!”緑のウォークラリーin植物公園&太陽が丘開催~2023花と緑のキャンペーン~が開催されます。

 もし、このまま私たちがアクションを起こさず、「みどり」を守らなかったとしたら、一体どのようなことが起こるのでしょうか。

 まず、環境破壊によって引き起こされるといわれているものとして、「新たな感染症の発生」です。環境省の『環境白書』によれば、土地利用の変化で生物多様性が失われたり、気候変動などにより地球環境が変化したりすることで、新型コロナウイルス感染症をはじめとする新興感染症が発生する可能性があると言及されているそうです。

 また、国内外の気候変動も深刻化しています。いわゆる「異常気象」です。日本では2020年の平均気温は、1898年の統計開始から最高値を記録していますし、台風も近年非常に強くなっており、川の氾濫などによる災害も多発し、近年の気候変動が原因とみられるさまざまな災害が起きています。私たちの生産活動や消費行動が環境を破壊し、気候や生態系に影響を与えてしまった結果引き起こされているのです。このようなことから、ひとりひとりが環境に配慮する行動が切実に求められています。

 無限に広がる大宇宙のなかで、すべてのあらゆるものがバランスを取り合って存在しているという観点に立たないといけないんだと思いますけど、切羽詰まらないとなかなか気にならない私たちですよね。大仏さまを拝みながら自然について考えて自分にできることを考えて見ようと思います。今日も楽しい一日を。(画像は環境省HPより拝借しました)