お供え物の基本は五供です

精霊棚の一例

 今朝も暑い曇り空の京都東山です。台風が発生したようですので、関係する地域の方はお気を付けください。

 さて、お盆期間に入りました。お仏壇の前に机を置いて精霊棚の代わりにされているお宅も多くみられます。お供え物の基本は五供(ごく)といって、五種類が基本となっています。天台宗「お盆のしおり」には次のように紹介されています。

1.御香

線香の香りと煙で 『悟りの世界』 へ導きます。 良い香りをお供えしましょう。

2.明り(灯明)

仏様の前を明るく照らします。 ご先祖様への想いを明りでお供えします。

3.花 (供花)

花咲き乱れる極楽のように花をお供えし、ご先祖様に喜んでもらいましょう。

4.水(浄水)

清浄な水で心を洗います。 毎日お供えしましょう。

5.食べ物(飲食)

お膳と、その周りに季節の野菜や果物もお供えしましょう。

 お盆は地方によって豊かな伝統と特色があります。各地の習慣や風習に沿って、帰ってこられるご先祖さまをもてなしましょう。そういえば、一時、流行った言葉がありましたね。「お・も・て・な・し」今日も楽しい一日を。