天台ジャーナル |
【不思議なことだが、マスクを着用した人々が行き交う光景に、いつの間にか違和感を覚えなくなった。日々目にしていると、それが当たり前となるのだろう。おかしいのは、マスクを着用していない人を見ると、つい悪いことであるかのように思ってしまうのだ。周囲の何人かも同じように感じている面持ちだ。
さて政府の指針もあって、ここにきてマスク着用の基準が緩くなってきた。屋外で距離さえ空ければオッケー、室内でも同様のようだ。果たしてマスクを着けない人が多くなるのだろうか。それとも相変わらずマスク姿は減らないのか。
かつてこんな事件があった。60代の高齢者が20代の若者に「マスク不着用」を注意したところ、若者は怒って暴行、注意した高齢者は下半身不随の怪我を負ったという。双方に不幸な事件だった。
同調圧力に弱いと言われる国民性が指摘されているが、日本国内では、マスク不着用の幅は拡がるのだろうか。欧米各国などでは、多くの人がマスクを着けていない。テレビなどで映像を見ると、日本の街の様子とかなり違っている。病気などに起因する理由から、これまでマスクを着けられなかった人たちにとっては、同調圧力が和らぐことでホッとする面もあるだろう。ともあれ、 マスク着用、不着用が気にならなくなってほしいものだ。】
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