椿堂特別御開扉

 

 曇り空の京都東山です。昨日の山鉾巡行は、すごい人出でしたね。私は、テレビで観ていましたよ。さて、延暦寺広報誌「比叡山時報」が届きました。記事の中に「椿堂特別御開扉」について掲載されていましたので、お知らせします。

【延暦寺が創建される遥か昔、今日の我が国の仏教繁栄の礎を築かれた聖徳太子(574~622年)が、飛鳥より祥瑞の光に導かれ、比叡山へとご登叡された。その際、杖に使われた椿をこの地に突き立てたところ、その椿が大木に育ったと伝わり、その傍らに堂舎を建立したことが「椿堂」の堂名に起因すると云われる。

 本年、伝教大師一千二百年大遠忌に加え、聖徳太子一千四百年御遠忌を迎えるという百年に一度の大勝縁を得て、椿堂を御開扉し、御本尊の千手観世音菩薩さまを特別公開いたします。

 椿堂は現在でも聖徳太子のご命日に法要が営まれる他、四種三昧のひとつ常坐三昧に使用される特別な堂字として通常では立ち入ることができません。

 これを機に開創以前に日枝山と呼ばれ崇められた比叡山の信仰の歴史に思いを馳せ、また、伝教大師入山後今日まで重ねられた悠久のロマンを感じてくだされば幸いです。】

 期間は9月3日(土)から12月4日(日)までで、 特別御開扉を記念して、ご希望の方には500円の志納で椿堂参拝特別御朱印を授与いたします。特別拝観料は不要ですが、延暦寺巡拝料1,000円が必要です。お問い合わせは延暦寺参拝部電話番号077(578)0521。または延暦寺ホームページをご参照ください。今日も楽しい一日を。


■椿堂特別御開扉のページ(画像はこのページから拝借しました)↓↓

https://www.hieizan.or.jp/archives/5352