天一天上

 晴れ空の京都東山です。さて、最近暦を読むようになりましたが、知らないことや楽しいことがいろいろと書いてありますね。今日は「一粒万倍日」に「巳の日」なので、金運アップの吉日です。また、今日から6月24日までは「天一天上」となっていました。何のことかちょっと調べてみました。

 これは、十二天将の主将である「天一神」という方角の神様のお話です。いつも天と地を往復しながら、八方の方角を行き来されており、もし悪い方角があればそこをふさいで悪魔が入ってこないように守っていてくださるそうです。ですので、天一神のいる方角を犯すと祟りがあるとされました。ところが、この天一神は、癸巳の日に天上に昇り、戊申の日まで天上にいて、己酉の日に天上から降りてきて八方を巡られるそうなのです。この天上におられる16日間を「天一天上」と言い、この期間は地上に天一神がおられないので、どの方角に移動しても天一神の祟りがない良い時期というわけです。引っ越しや旅行、外出をする場合、方角を気にする必要がないということです。

 ただし、この天一天上の時には「日遊神」が天から降りて来られるので、この期間は家の中を清潔にしなければ、日遊神の祟りがあるそうなのです。ですので、掃除をすることで運気アップにつながるとのことですよ。

 ということで、今日は、家を掃除して、方角を気にすることなく宝くじを購入するとよいということになりますでしょうかね。今日も楽しい一日を。