おみくじについて

 

おみくじ
 曇り空の京都東山です。ゴールデンウイークが終わり、雙林寺周辺はひっそりとしています。

 さて、本堂でおみくじをひいていただくことができます。おみくじは、自分で判断できないことを仏さまにお伺し、おみくじに書かれた仏さまのお言葉によって、方針を定め、心を落ち着かせたり不安を解消したりする方法です。決して運試しなどではないのです。おみくじに書いてあることを信じない方、二度、三度と頂く方には効果はありません。また、おみくじには「凶」があります。「凶」は調子が低調な状態ですが、今しばらく辛抱すれば、近い将来は良い方向に向かうことを示しています。

 おみくじはだいたい1年間くらいを目途にします。結んで帰るのもよろしいですが、お持ち帰りになり必要に応じてお言葉を確認することをおすすめします。

 おみくじのいただき方としましては、

  1. まず正座など姿勢を正して合掌し、心を落ち着かせて精神統一をします。
  2. 「南無観世音菩薩」と三度唱えます。
  3. 「南無元三慈恵大師常住金剛」と三度唱えます。
  4. 仏さまにお伺いすることを唱えます。
  5. 「おみくじ箱」を手に取り、仏さまにお伺いする気持ちで、「適正なご判断をいただけますように」と祈りながら箱を振り、「おみくじ棒」を出します。
  6. 番号を確認し、棒を箱にもどします。
  7. 合掌して「お指図ありがとうございました」と唱えます。
  8. 受付で番号を知らせて、おみくじを受け取ります。
 昨今、凶がないおみくじや現代語で読みやすいおみくじなど様々なおみくじかあるようですが、雙林寺は昔ながらの100番くじで、なかなか読みにくいおみくじです。ご参拝の折、いただいてみてはいかがでしょうか。今日も楽しい一日を。