雷はこわいですね

 いいお天気の京都東山です。昨夜は激しい雷雨に見舞われたのですが、すぐにあがりました。夜の雷は一瞬昼間の様に明るく光りますね。

 小学生低学年の頃に東大谷祖廟さんに雷が落ちたことがあります。その時の衝撃はすごかったですよ。光と同時にドーン!!という音と地響きで恐れおののいたことを思い出します。それで、落雷と同時に出火して庫裏が全焼しました。その時は消防車が20台位くらい来ました。この辺りでもしも火災が発生すると、道が細くて周辺の寺院は階段の上に建物があるので、何台もポンプ車でホース連結しないと消火活動できないのです。火の粉が飛んできますし、その時母親はすぐに古文書など重要書類を本堂に並べて、避難体制をとりました。しかし、雨のおかげで火の粉が飛んでは来るものの、本堂の近くまでで落ちてしまい無事に類焼から免れたのでした。

 この衝撃的なできごとは、いつまでも記憶に残っていまして、大人になってもトラウマとなっていたのでした。雷が鳴るとすぐに落ちないだろうかと不安になる結構雷には弱い私です。いまでも雷がピカッ!と光ると、ゴロゴロと音が聞こえるまで何秒かかるのかと数えます。光と音の間隔が空いているほど離れたところに雷雲があるので、かなりゆっくりめに数えて気を休めます。

 それから地震も恐いのですよ。建物が古いので倒壊しないか心配です。もしも、本堂がなくなってしまったら、「雙林寺跡」と刻まれた石碑を建てることになるのではないでしょうか。とにかく自然の脅威はこわいですね。天変地異が起こらないように仏さまに祈るばかりです。今日も楽しい一日を。