春期特別公開について

 

 午後から雨の京都東山です。4月23日(土)から始まる京都古文化保存協会主催「京都春期非公開寺院特別公開」に向けて朝から本堂の設えを変更していました。

 薬師如来坐像(伝教大師御作・重文)、大黒天像(伝教大師御作・通常非公開)、西行法師像(室町初期・通常非公開)の3像を拝んでいただけます。普段は護摩壇を設置していますので、ご本尊からは、およそ9メートルあたりから拝んでいただいていますが、会期中は約3メートルくらいから、いつもよりもお近くでお薬師さまを拝んでいただくことができます。また、大学生の方々が説明してくださいます。私も不定期にお話させていただくつもりをしています。

 お越しになる際は立て看板が立ててありますので、矢印に従っておすすみください。雙林寺の場所は菊乃井無碍庵さんの真向かいで、赤いのぼり旗が目印です。タクシーご利用の際は「菊乃井さんへ」と運転手さんにご依頼ください。「雙林寺へ」と言っても、ほとんど通じません。

 駐車場はありませんので、近くのコインパーキングなどをご利用ください。

 また、京都定期観光バス「春の特別公開文化財めぐりとかに御膳コース」に加えていただきました。京都駅烏丸口から発車しますので、こちらもご利用されると便利だと思います。

 ということで、開催にあたり、至らないところや、ボランティアの方も学生さんなので、不慣れなところも多いかとは思いますが、どうぞその辺はご海容いただきまして、平安時代の仏さまに、世界の平和をお祈りいただきたいと思います。ただし、新型コロナウィルス感染症対策は十二分にされますようお願い申し上げます。
 会期中は魔事なく円成しますように、そして、みなさまに仏さまの御加護がいきわたりますようお祈り申し上げます。今日も楽しい一日を。

■京都古文化保存協会:春期京都非公開文化財特別公開