建具の日


 快晴ですが、黄砂か何かで京都市内は、かすんで見えます京都東山です。

 さて、4月10日は「建具の日」だそうです。四(よ)十(と)で「良い戸」という語呂合わせからで、一般社団法人全国日本建具組合連合会によって1985(昭和60)年に制定されました。

 建具とは、「戸や障子、ふすまなど開閉して部屋を仕切るもの」のことです。玄関のドアや格子戸、和室の障子やふすま、窓や網戸などなど、家じゅうを見まわしますといろいろありますね。この春の時期、新しく家を建てたり、増改築をする機会が増えるそうで、その際に建具にも注目が集まることから「建具の日」を制定したのだそうです。

 雙林寺の庫裏は昭和の初期に建てられたもので、古き良き建具が残っています。竹を使った格子や、半分から上が障子になっている引き戸、唐草模様風の柄が入ったガラスも90年前のものです。建具ではありませんが、上枠を火炎の形にしてある火灯窓は寺での定番ですね。

 あちらこちらと老朽化で傷んではきていますけれども、残していきたいところです。今日も楽しい一日を。