どら焼き

 

どら焼き
 雨模様の京都東山です。今日は、天赦日+一粒万倍日+寅の日が重なる最強の日です。何か始めてみますか。
 さて、写真は京都で有名な笹屋伊織さんのお菓子で「どら焼き」です。どら焼きといいますと、普通は小豆餡を円盤状のカステラ風の生地で挟み込んだものなのですけれど、これはちょっと違う形をしていますね。
 包装箱に書かれてある説明文によりますと、【皆様がよくご存知の「どら焼き」は、その形がお寺の銅鑼に似ていることから、そう呼ばれるようになったと言われていますが、笹屋伊織の「どら焼」は、熱した銅鑼の上で焼いたことから「どら焼」と名付けられたのです。
 その歴史は古く、江戸時代末期に五代目当主 笹屋伊兵衛が京都 東寺のお坊さんより、副食となる菓子を作って欲しいと依頼を受けました。そこで伊兵衛は、お寺でも作れるようにと、銅鑼の上で焼くことを思いついたのです。秘伝の薄皮を、熱した銅羅の上で焼き、棒状に形作ったこし餡を乗せ、くるくると巻き込んだものを竹の皮で包みます。もっちりとした食感に、ほどよい甘さ、その美味なる逸品は、たちまち町中の話題となり、店はてんてこ舞いの忙しさ。
 しかし、手間ひまかかるどら焼は、簡単に作ることはできません。そこで伊兵衛は月に一度だけ、弘法大師の月命日である1日だけの販売とし、東寺ご参拝のお土産として、町の人々にも味わってもらえるようにしたのです。
 以来、今日に至るまで、どら焼の製法は変わることなく、代々当主が被伝の味を守り続けて現在では、販売期間を毎月20・21・22日の3日間に延ばしています。】とのことです。 
 とにかく、毎月3日間しか販売されないシロモノなので、プレミアムな京都のお土産にいいかもしれませんね。お味は?といいますと、生八つ橋系な感じでしょうか。今日も楽しい一日を。