新選組の日

 

 一気に気温が上昇しました概ね晴れの京都東山です。今日は20℃を超える予想です。さて今日は「新選組の日」です。新選組副長の土方歳三や六番隊組長の井上源三郎らの出身地である東京都日野市観光協会によって制定されました。新撰組の原点となる「壬生浪士組」が結成された日は2月27日で、京都守護職を務めていた会津藩預かりとなった日が3月13日です。

 「今日は何の日」のホームページなどによりますと、1863年(文久3年)のこの日、京都・壬生に詰めていた武芸に秀でた浪士達で構成された新選組の前身「壬生浪士組」に、会津藩主で京都守護職の松平容保から「会津藩預かり」とする連絡が入り、新選組が正式に発足しました。

 もともと壬生浪士組は、清河八郎の提案で、事件が頻発している京都の警護に当たるために幕府が江戸で募集をしたものです。1863年2月に江戸を出発したのですが、京都に着いた途端、清河が壬生浪士組の目的は尊皇攘夷だと言い出したため、浪士組は空中分解してしまいます。そしてまもなく幕府からの帰還命令を受けて清河ら209名は江戸に戻りましたが、近藤勇・芹沢鴨・土方歳三・沖田総司・山南敬助・永倉新八・井上源三郎・斎藤一ら24名はそのまま京都に残留しました。

 そして、松平容保の配下に入り、9月に隊名を「新選組」と改称し、その後、約4年間にわたり、京都で尊皇攘夷派・倒幕派の弾圧を行うことになります。

 京都には新選組ゆかりの史跡が数多く残っていますよね。雙林寺の近くには、御陵衛士本拠地であった高台寺の「月真院」、幕末・明治維新期の歴史資料館「霊山歴史館」があります。私は、生活道路なので、気軽にこれらの前を通りますが、この時代の中心となって近代日本の礎を築いた10代、20代、30代の若者たちに今日は思いを馳せて、敬意を表したいところです。今日も楽しい一日を。