豆まき

 いいお天気の京都東山です。今日は節分です。「節分」は立春の前日のことで、2月3日ではない日もありますから、確認が必要ですね。

 節分行事は、季節が移り変わるときや旧年から新年になる時に邪気や魔が入ると考えられていました。自然災害、病気などは、この邪気が引き起こすものとされていて、邪気を鬼に見立てて追い払う儀式として豆まきが行われたようです。そもそも中国から伝わったとされ「追儺」や「鬼払い」という災いを祓う儀式がもとになっているそうです。

 豆まきの豆には魔を滅するようにと「魔滅」という漢字も当てられたそうです。そう考えると、豆は鬼退治にとても効果がありそうですね。豆まきのやりかたは、比較的自由なようです。「鬼は~外!福は~内!」の掛け声は共通しているようで、例えば、窓を開けて室内から始め、鬼門の方角を向いて外へ行うとかいろいろあるようです。いずれにしても、部屋中が豆だらけになりますから、最後は大掃除をして、キレイになったところへ福の神がやって来られることになりますね。

 豆まきが終わったら、一年を無病息災で過ごせるよう福豆を自分の年齢と同じ数だけ食べますが、「全部たべられません」という歳になりました(笑)なので、我が家では、十の位の数と一の位の数を足した数を食べる事にしています。たとえば、85歳の方でしたら、13個という具合です。

 新型コロナ感染症の流行でモヤモヤしている昨今、豆まきで発散して、気分一新、立春からの新しいスタートとなればいいですね。鬼は~外!福は~内!今日も楽しい一日を。