富士山の日

静岡県富士山世界遺産センターから拝む
 晴れ空の京都東山です。今日は天皇陛下のお誕生日で62歳をお迎えになられました。昨年に引き続き感染状況を考慮して一般参賀は行われず、皇居での祝賀行事が規模縮小で開催されるそうです。

 そして、「富士山の日」でもありますね。「ふ(2)じ(2)さん(3)」の語呂合せと、この時期、富士山がよく望めることから、パソコン通信NiftyServe内の「山の展望と地図のフォーラム(FYAMAP)」が1996(平成4)年1月に制定したほか、山梨県河口湖町が2001(平成13)年12月に、静岡県が2009(平成21)年12月に制定したとのことです。

 富士山は静岡県と山梨県にまたがる活火山で、標高は3,776mです。ちなみに比叡山は、848mです。富士山は、世界「自然遺産」ではなくて、「文化遺産」に登録されていることをご存じでしょうか。「信仰の対象と芸術の源泉」としての価値が認められ、世界遺産に登録されたのだそうです。自然遺産には汚れすぎていて落選だったようです。

 高く美しく荘厳な姿からも、富士山は山そのものが神聖なる山とされ、信仰の対象となっていました。平安時代後期には、山岳信仰や密教などが結びつき、多くの修験者が集うようになります。そして、富士信仰として、富士山を遙拝したり、実際に富士山に登る「登拝」も行われるようになりました。こうした綿々と続く人々の信仰が評価されたとのことです。

 日本人はとかく富士山が好きですよね。外国人も日本と言えば「フジヤ~マ~」と答えられます。初夢に見たいですし、千円札には本栖湖に映った逆さ富士が描かれていますし、銭湯の壁にも富士山の絵がありますよね。赤富士は縁起が良いらしく部屋に飾ってある家もありますね。ということで、富士山についても少し調べてみようと思います。今日も楽しい一日を。