鍋の日

 日本晴れの京都東山です。今日は「立冬」ですね。二十四節気のひとつで、暦の上では立冬から立春の前日までが冬とされています。今月に入ってからは秋らしい日が続いていますが、もひとつ気温が下がらないともみじは赤くならない感じです。例年、雙林寺周辺は11月下旬頃が見頃ですが、今年はどうなりますでしょうか。

 そして、七十二候では「山茶始開(つばきはじめてひらく)」となります。ここでは山茶花を「つばき」と読みますが、これはサザンカの花が咲き始める頃だということを意味します。サザンカと椿は非常によく似ていますが、違う品種です。サザンカが咲いてから椿が咲くという順番です。

 また、今日は「鍋の日」に「もつ鍋の日」です。鍋物がおいしく感じ、家族で鍋を囲んでの団欒は楽しいものですね。「鍋」と言っても、ご家庭によって具やだしの味は随分違うようです。スーパーなどでは「だしつゆの素」みたいなものも販売されていて、そのまま具材と一緒に入れて沸騰させれば簡単に食べられます。石狩鍋、きりたんぽ鍋、あんこう鍋、柳川鍋、牡丹鍋、ふぐちり、水炊き・・・と、全国各地にはいろいろな鍋があります。京都には湯豆腐がありますが、これも鍋と呼ぶのかな。個人的にはちゃんこ鍋が好きです。ということで、サザンカサザンカさいたみち~♪の童謡が頭に浮かんできていますけれども、久しぶりに鍋を食べてあったまるとしますか。今日も楽しい一日を。