霜月会

 グッと冷え込んだ曇り空の京都東山です。今日はお地蔵さまのご縁日の他に、天台大師さまのいわゆるお亡くなりになった日です。全国の天台寺院では霜月会や天台会と言われる法要が営まれます。

 天台大師さまは、中国の浙江省にある天台山で修行され、天台山で亡くなられたので、天台大師と呼ばれていますが、隋の煬帝から「智者」のお名前が贈られたので、我々は法要などで、「高祖天台智者大師」とお呼びしています。

 7歳の頃から喜んでお寺に通い、観音経を一度聞いただけで覚えてしまったそうです。18歳で出家して、20歳で具足会をお受けになります。その後、38歳で天台山にお入りになり、60年の生涯を過ごされますが、その間、35のお寺を建立し、仏画や仏像を描いたり刻んだりと、その数は十万体、さらには数え切れないほどの写経をされ、4000人の人々を得度させたなどと、天台大師和讃に書かれています。

 天台宗のホームページにお大師さまの紹介ページがありますので、ご覧いただければと思います。今日も楽しい一日を。


■天台宗について - 高祖天台智者大師↓↓

https://www.tendai.or.jp/rekishi/kouso.php