御祥当後法要


 曇り空の京都東山です。この写真は、雙林寺でお祀りしているお位牌です。裏に日付がない?読めない?ので、いつのものかわからないのですが、他のお位牌と比較して、恐らく鎌倉時代からあるものではないかと推測しています。

 さて、みなさまご承知の通り、天台宗では、平成24年4月より令和4年3月迄の10年間を祖師先徳鑚仰大法会期間と定め、平成25年には天台教学を確立された第3代天台座主の慈覚大師円仁さま1500年御遠忌、平成28年には浄土信仰の祖といわれる恵心僧都源信さま1000年御遠忌、また同じ年に伝教大師さま御生誕1250年の慶讃法要、さらには、平成29年に千日回峯行の始祖、建立大師相応和尚さま1100年御遠忌を迎え、その御恩に報いる法要や記念事業が奉修されてきました。

 そしていよいよ令和3年6月4日には伝教大師さまが入寂されてから1200年の大遠忌御正当日を迎えました。一昨日は「逮夜・伝教大師御影供法要」昨日は「1200年大遠忌ご祥当・常行三昧法要」が第257世森川宏映天台座主猊下御導師の下、修理中の根本中堂に代わって大講堂にて執行されました。昨日は、根本中堂から不滅の法灯の分灯が奉安されましたね。また、昨日の大雨はもしかすると法雨なのかもしれません。

 今日は、10時30分から御祥当後・胎蔵曼荼羅供法要が営まれます。YouTubeで生配信されますので、どうぞ皆様の場所からお参りください。

 私は、生配信での参列をさせていただきました。一緒にお経や伝教大師和讃を唱えましたよ。今日も楽しい一日を。