十年一昔

 今日も曇り空の京都東山です。ということで、3日間にわたる伝教大師一千二百年大遠忌御祥当法要が無事に終わりました。新型コロナウィルス感染防止のため、縮小された大遠忌でしたが、YouTube配信でのご参列は叶いましたでしょうか。比叡山での法要が自宅で中継されるとは大変ありがたい時代になりました。これで祖師先徳鑚仰大法会期間も10年目の掉尾を迎えることなりました。

 十年一昔などといいますが、現代は移り変わりが早く二昔か三昔なのかもしれませんが、10年を振り返りますと、出会い、別れがあり、亡くなった方もおられ、いろいろ成し遂げられたことなど様々な出来事が思い出されます。デジタル機器の発達で、鮮やかな画像、動画からそれらがより一層思い起こされ、同時にその時の気持ちまでも甦ってきますね。

 10年という期間は人生において物事をを考えるにいい節目だと思います。さて、これからの10年間は、どのように暮らしていきますか。「道心の中に衣食あり 衣食の中に道心なし」今日も楽しい一日を。