名勝円山公園再整備完成式典

門川京都市長
 今日は薄曇りの京都東山です。朝から「名勝円山公園再整備完成式典」に参列してきました。名勝円山公園は、開園から130年以上が経過し、施設の老朽化などの様々な課題が生じていたのですが、京都市の貴重な文化遺産である円山公園を名勝にふさわしいものとして、また、より充実した都市公園として、将来にわたり維持、継承していくため、再整備(修復)が行われていました。今日の式典には京都市長をはじめ京都市議会議員、地元寺社、団体、関係者、華頂付属幼稚園児らなどおよそ50名くらいが集いました。

 主な修復工事として、

  1. ひょうたん池北側広場の再整備や、文化的価値の高い庭園部分の修復。
  2. 名勝庭園の骨格を形成する流れ「せせらぎ」及びその護岸を修復し、趣のある景観をつくり出すとともに、水量を回復。
  3. 公園全域の樹木の剪定・伐採等の実施。
  4. 利用者が多く手狭だったトイレの建替(増築)工事を行い、快適性を向上。

 総工費は6億円だそうで、せせらぎに関しては、たくさんの石の配置などいちいち調査記録して再現されたそうです。

 整備後は、名勝にふさわしい眺望のある公園へと変わりました。神宮通から公園に入って路を眺めれば、続性のある見通しの良い景観が広がります。また、自然の渓谷を再現しつつ東山山麓を望む最良位置であるひょうたん池に舟着きを設けてあり、東山山麓、流れ、園地の景観の連続性のある望景観が楽しめます。

 以上、言葉で書いてもわからないので、コロナウィルスが落ち着きましたら、京都へおこしやす。今日も楽しい一日を。

これはイメージです