日向大神宮

伊勢神宮遥拝所

 今日は晴れ空の京都東山です。さて、昔の図会を見ていますと、雙林寺境内には天照大御神さまが鎮守として祀られていたようです。現在はそのお社はありません。で、天照大御神さまをお参りに行かなくてはと思い立ちましたが、伊勢神宮へは遠いので、雙林寺から歩いて約30分くらいの蹴上にあります「日向大神宮」へと行ってまいりました。

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当神宮は顕宗天皇の御代(485-487年頃)筑紫の日向の高千穂の峯の神蹟を移して創建されたと伝えられています。内宮は天照大御神と宗像三女神を、外宮は天津彦火瓊々杵尊と天之御中主神をご祭神とし、境内各社には両宮と関係の深い神々が祀られています。この「日の神」鎮座の神体山を、天智天皇は「日山」と名付けられ、後に日御山や神明山と称されています。平安時代、貞観年間(859~877年頃)に疫病が流行した際、当神宮に勅願が行われ、お告げ通りに宮地の清泉の水を万民に与えたところ、たちまちおさまったので、清和天皇は、この泉を「朝日泉」と名付け「日向宮」の勅願を賜いました。応仁の乱の兵火で社殿や古記録は焼失しましたが、松阪村の松井藤左衛門が仮宮を造営して社殿を再建して、慶長年間(1596~1615年頃)に伊勢出身の野呂宗光が霊夢に感じで再興しました。かつては東海道中の安産祈願や伊勢神宮の代参として大変賑わいました。

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 私には、こちらの神々のお名前をお読みできないですし、どのような神さまなのかも勉強することにします。

 境内には、社殿のほか、天の岩戸もあって、いわゆる「胎内くぐり」のようにくぐり抜けることができます。岩戸くぐりは心身の穢れが払い清められ、開運のご利益が授かるといわれています。

 また、山道を登ると「伊勢神宮遥拝所」があります。ここの鳥居から南東を向いて、伊勢神宮を遥拝することができます。雑木がなければどんな景色がひろがるのでしょうか。また、鳥居の反対側からは、平安神宮、京都御所、天智天皇陵が一直線に見えます。ちょうど伊勢神宮から日向大神宮と、神さまの通り道なのかもしれません。

 この日向大神宮は、京都の伊勢神宮とも呼ばれているほどの周りの山々と一体となった素晴らしい神宮です、外宮、内宮をはじめ各お社をお参りできて、大変清々しい気持ちになれました。ありがたい。今日も楽しい一日を。

■日向大神宮 http://www12.plala.or.jp/himukai/