今日から3月ですね、弁天さんを拝んだら、宇賀神というお名前のお客さまが来られました!などと、こんな不思議なことが起こることもあるものですね。たまたまなのかもしれませんが、こういうお話を今年になってからよく耳にします。テレビの取材を受けましたとか。えっ、そんなことが?!みたいな内容です。
そうやって、仏さまのおかげを頂戴されましたら、いい気にならず、だまって、世のため人のためにご奉仕です。
さて、今日はお聖天さまのご縁日にて、朝から十一面観音護摩供を修しました。啓白(願い事や法要の趣意を仏さまに申し述べること)の中で、十種の勝利(すぐれた利益のこと)、四種の功徳という件があるので、紹介したいと思います。
●十種の勝利
- 諸病の苦から離れられる。
- 如来の慈愛をもらうことができる。
- 財穀の獲得ができる。
- 怨敵も害を与えない。
- 国王の慰問を受ける。
- 毒蛇の寒熱の苦しみから免がれる。
- 刀杖の害がない。
- 水に溺れない。
- 火に焼かれない。
- 天命を全うする。
●四種の功德
- 臨終の際に如来にお目にかかれる
- 地獄・餓鬼・畜生に生まれ変わらない
- 早死にしない
- 極楽浄土に生まれ変われる
以前にもお話したように、日本には国王がいないので、国王が慰問に来るわけないから、これは迷信だと思うのか、例えば、上司などから褒められることだとか、プレゼントをもらえることだと解釈したり受け取ることができるのかどうかが大切なのだと思います。
私はこのようにお経に書いてあることを日常起こる出来事に例えてお話をしようと心がけているつもりですが、なかなかどうして、むずかしいものですよ。
おんまかきゃろにきゃそわか。今日も楽しい一日を。