あっという間に

今朝は晴れです。今日で一月往ぬる、引き続き、二月逃げる三月去るですね。今年はコロナ渦で、諸行事、催事も中止なのですが、それでも時が経つのは早く感じます。私の人生もあっという間に半世紀を過ぎました。

開経偈というお経には、この上なく大変深くすばらいみ仏の教えは、百千万カルパ(=極めて長い宇宙論的な時間の単位)という長い時間をかけても、巡り合うことは難しく、それを私は今見聞きして…と続きます。伝教大師さまは、人間として一生をうけることは、大海の中の一本の針を探すことくらい得難いことだと仰っています。つまり、私たちが人間に生まれ、み仏の教えに巡り合えることは、そう簡単に容易く手に入れられない幸運なのです。この幸運をよく噛みしめ、時間の長短を嘆くことよりも、み仏の教えにしたがって、充実した毎日を生きていくことが大切なのではないでしょうか。でないと、あっという間に「ご臨終」となってしまいそうです。 願解如来真実義

今日も楽しい一日を。