ハモの日

 曇り空の京都東山です。朝から暑いですよ。今日は「一粒万倍日」です。何かを始めるのによい日とされています。さぁて、何を始めますか。

 そして、今日はハモの日だそうです。「は(8)み(3)」と読む語呂合わせで、関西地方では「ハモ」を「ハミ」とも呼ぶことに由来しているとのことです。

 ハモの語源は、鋭い歯と強い顎を象徴する「はむ」「はみ」などが訛って「はも」と呼ばれるようになったそうです。また、ハモの漢字は、魚へんに「豊」で「鱧」と書きます。ハモは一見、うなぎのようにも見えますが、よく観察しますと、身は白く、鋭い歯が並んでいてちょっと怖い印象を受けますね。

 京都では6月頃から和食の料理屋さんでは必ずと言っていいほど鱧料理がメニューに載ります。祇園祭の時期と鱧の旬が重なるため、夏の京都の味として定着しています。しかし、京都以外の地方では遠くになればなるほど、この鱧ブームはないようで、そもそも「鱧」という漢字が読めない関東の知り合いもいたくらいです。

 京都で鱧がよく食べられるようになったのは、鱧は生命力が強いので、冷蔵や輸送技術がなかった時代でも、瀬戸内海から遠い京都まで生きたまま運ぶことができ、鮮度が高いまま調理できたためです。ただし、鱧には細かい小骨が沢山あって、包丁を使って、「骨切り」をしなければなりません。これは素人では簡単にできるものではなく、料理人さんのスゴ技です。

 そうして、鱧料理となるわけですが、鱧の落とし(湯引き)にして、梅肉で食べたり、天ぷら、鱧寿司、鱧しゃぶ、吸い物などいろいろと調理方法があります。最近では、「鱧かつ」に「鱧かつサンド」もあるそうです。ということで、みなさんはもう鱧は召し上がりましたか。今日も楽しい一日を。