みんな同じ

 

 朝からずっと雨が降る京都東山です。雨が降りますと、樹木が生き生きとして美しく見えますね。ラジオでは、「雨の日は、紫陽花を観に行きましょう」などと言っていました。

 法華経では「三草二木(さんそうにもく)の譬え」という教えがあります。空から降る雨は、どの草木に対しても分け隔てなく、同じひとつの雨です。しかし、潤される側の草木は、それぞれの大きさや性質に従って、必要な分だけ雨を吸収し、それぞれの個性を生かして成長していきます。 雨(教え)は「平等」でありながら、受けとめる側の個性や特性を否定することなく、最終的にはすべての草木を「成仏」という同じゴールへ導いていく。これこそが法華経の説く究極の平等であると教えられています。

 現代では、平等や公平の考え方がすすみ、SDGsの取り組みが盛んです。一人ひとりの違い、個性を大切にし、お互いに認め合いながら、誰一人として取り残されることなく、みんなが自分らしく幸せに暮らせる仕組みを築いていきたいものです。今日も楽しい一日を。