天知恩

 雲の多い京都東山です。今日の最高気温は9℃で寒いですから、風邪などお気を付けください。

 さて、今年も天台宗総本山延暦寺では、「比叡山から発信する言葉」が発信されました。これは、2012年1月、当時大阪商工会議所会頭で京阪電気鉄道取締役相談役だった故佐藤茂雄さんが、毎年年末には清水寺で「今年の漢字」が発表されるのに対して、年初に比叡山から言葉を発信してはどうかと提案されたのがきっかけだそうで、お坊さんが選んだ漢字3文字か4文字を、1月1日の午前0時に合わせて発信されているものです。初回は平成25年で、「慈念念(じねんねん)」からはじまり、今年で14回目となります。毎年の言葉は延暦寺ホームページで確認できますよ。

 それで、今年選ばれたのは「天知恩(てんちおん)」です。

「天知恩」・・・自然のめぐみに感謝する一年でありますよう

未曾有の自然災害が私たちの生活に混乱を招いているが、もとを正せば私たち人間の行いの結果である。今一度、天(大自然)からの恩恵を深く知り、その恩に感謝する心で一年を過ごしましょう

 みなさまそれぞれに解釈されると思いますが、とかく私たちは自己中心的で周りに合わせることを忘れがちです。自然の大いなるはたらきを意識して、その中で暮らしていることに気が付きましょう。それは、昨今、強く叫ばれている、エコな暮らしではないでしょうか。

 例えば、地球温暖化などの問題は、自然のはたらきを考えておらず、私たちの暮らし中心な行動が原因だと思うのですよ。また、自然からの恵みを食べて生きていますから、恵んでいただいたら、人に対してだけではなく、いろいろなものに感謝したり御礼したりするのは当たり前のこととも思うのですよね。むかしの人々はそうやって暮らせていたはずですよね。今日も楽しい一日を。