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| いぶりがっこ |
一般的に「沢庵漬け」を考案された方として有名なお方ですね。「はじめは名も無い漬物であったが、ある時、徳川家光がここを訪れた際に供したところ、たいそう気に入られ、『名前がないのであれば、沢庵漬けと呼ぶべし』と言われた」と、沢庵が創建した東京都品川区にある東海寺に伝えられており、そこから「沢庵漬け」と呼ばれるようになったそうです。
一方、比叡山では、元三大師さまが平安時代に沢庵を考案したとされているのです。こちらは、「定心房」と呼ばれる丸干しした大根を塩と藁で重ね漬けにしたもので、現在は「定心房たくあん」として販売されています。この漬物のほうが年代的に古いので、こちらのいわれが沢庵発祥なのかもしれません。いずれにしても、諸説あるようですけれども。
また、飲食店で、丼物などに沢庵が二切れ付いてくる事がよくありますが、この沢庵が二切れなのには理由がありました。江戸時代、お侍さんに沢庵を一切れ出すのは「人斬れ」に通じ、また三切れだと「身斬れ(腹を切れ)」に通じると言われていたため、沢庵は二切れ出すという習慣が生まれたということです。
個人的には秋田県特産の燻製たくあん沢庵「いぶりがっこ」が好きです。クリームチーズを挟んで食べたりしますと、おいしいですよね~。今日も楽しい一日を。

