歯薬師

壬生寺
 ザーザーと雨が降り続いています京都東山です。今日は「大安、吉日にてすべて進んでよし」です。午後2時から壬生寺に於いて、京都十二薬師霊場会巡礼法要が執り行われます。どうぞ、お参りお越しください。

 壬生寺は、京都十二薬師霊場会第4番札所で、その薬師さまは「歯薬師(はやくし)」として信仰されています。そもそも壬生寺は、正暦2(991)年、三井寺の快賢僧都により創建されました。ご本尊は延命地蔵菩薩さまで、地蔵信仰とともに厄除け開運の寺として信仰を集めてきました。伝統芸能の壬生狂言や新選組ゆかりの寺として有名で、全国から多くの方々が訪れられます。

 歯薬師さまは、壬生寺の塔頭、中院の正面向かって右にお祀りされており、そのお顔が微笑んで「は、は、は」と笑っているかのように見えるところから、歯の病に霊験あらたかとされています。

 私たちの歯は一生ものです。「8020運動」といって、80歳になっても20本以上自分の歯を保つことを目標にした運動も展開されています。かかりつけの歯医者さんをつくって、定期健診を受診し、日頃から歯磨きを怠らず、歯を大切に維持したいものですね。今日も楽しい一日を。