京都ゆかりの菊の展示会

昨年の様子
 朝から雨がよく降ります京都東山です。午前中は、お檀家さんが新しくお墓を建てられたので、雨の中、建碑法要をお勤めしてきました。墓じまいだと言われ始めている昨今、このようにお墓を建てて、ご先祖を供養されますと、ご先祖さまはたいへん喜ばれ、仏さまからのご加護もあると思います。

 ところで、円山公園では「京都ゆかりの菊の展示会」が、今年も今日から始まりました。近々、わたしも鑑賞しに行こうと思っています。

【日時】2024年11月17日(日)まで。午前9時~午後5時

【場所】円山公園管理事務所(知恩院南門の南スグ)

 この展覧会では、京都に関係が深い3種の菊が展示されています。チラシなどによりますと、

◇キクタニギク

昔、京都東山の菊渓(菊谷川)に沿って円山公園近くまで自生していた黄色の野菊。現在は、同地では絶滅し、京都府の絶滅危惧種に区分。円山公園キクタニギクプロジェクトでは、キクタニギクの保全と円山公園、菊渓での復活を目指しています。

◇懸崖菊(けんがいぎく)

懸崖状(垂れ下がる様)に咲くキクタニギクのような野菊にインスピレーションを得て、独創的な園芸技術で仕立てられた100年の歴史を持つ前垂れ型盆栽仕立ての菊。懸崖菊の鉢は毎年、祇園かいわい・東山の商店街、社寺などに飾られ、秋を彩ります。

◇嵯峨菊

京都大覚寺境内にある大沢池に咲き、嵯峨天皇が愛でられた野菊が伝えられ、160年余りで確立した栽培技術により、高さ160~200cm、糸のように細い花弁が特徴の八重咲き菊となりました。下方から頂上部までの輪数が「七五三」となるように仕立てられます。

 11月3日押し花栞作り、4日キクタニギクを知るセミナー、16日と17日には、菊のお花見会も開催される予定ですので、是非、訪れてみてください。今日も楽しい一日を。