薬師如来縁日

 

雙林寺
 快晴の京都東山です。今朝方は、いつもより気温が低いように感じましたが、立秋のせいでしょうか。本堂のエアコン設置工事が終わりました。通常時は稼働しませんが、法事の時などでは、活躍しそうです。

 さて、今日は「大安」となります。万事進んでよしです。そして、毎月8日は薬師如来さまのご縁日です。特に8月8日は8が重なりますから、特別なお薬師さまのご縁日だと言われる方もおられます。お参りに出かけられてはいかがでしょうか。

 薬師如来さまは、遥か東の彼方にあるという東方浄瑠璃世界(とうほうじょうるりせかい)という瑠璃でできた世界の教主で、霊薬が入った薬壺(やっこ)をお持ちです。そのため、病気やケガだけでなく、心の病も癒してくださるとされています。

 また、十王思想では、 初七日から七七日まで七日ごとに死者は裁判官である閻魔王などの取り調べを受けるとされていますが、薬師如来さまは、七七日(四十九日)の担当をされています。ちなみに、七七日でもって、死者はあの世の行き先が決まり、いわゆる幽霊から仏さまになるとされていますから、法事の時に持参する金封には、七七日までは、黒白水引「御霊前」、四十九日以降は、黄白水引「御仏前」となります。

 朝は気温が下がったとはいえ、今日の最高気温は36℃予想です。引き続き、体調管理は油断なくお気をつけ下さい。今日も楽しい一日を。