メリークリスマス!

 よく晴れています京都東山です。今日は大安にて終い天神となります。それよりも、世の中はクリスマスで賑わっているようですね。そこで暦にも書いてあります「クリスマス」について調べてみました。

 そもそも、「クリスマス」とは、Christがキリスト、masはミサ(礼拝)という意味で、つまり「キリストのミサ」ということで、世界のキリスト教国でキリストの降誕をお祝いする日ということのようです。しかし、聖書などではイエス・キリストの正確な誕生日についての記述はなく、正確には「誕生日」ではなく、あくまでも「キリストの誕生をお祝いする日」なのだそうです。

 日本でのクリスマスは、1552年、山口県で信者を集めて、ミサが行なわれたことが始まりとされているようです。その後、1900(明治33)年に明治屋銀座店で、クリスマスの飾りつけを始めたことをきっかけに日本中に広まっていったそうです。

 クリスマスに欠かせないものとしては、まずは、ツリーですね。常緑の針葉樹のおもに幼木が用いられます。「永遠の象徴」とか「神の永遠の愛や神が与える生命を象徴する」といった意味が込められているそうです。ツリーの1番上に飾られている星型のオーナメントは、イエス・キリストの降誕を知らせたベツレヘムの星で、リンゴを飾るのは、アダムとイブが食べた禁断の果実(リンゴ)を表しているのだとか。

 次にサンタクロースですけれども、このお方は、キリスト教の奇蹟者ニコラウスの伝説が由来となっているそうです。ニコラウスはとても慈悲深い人で、ある日、貧しい家庭の窓から金貨を投げ入れたところ、その金貨が暖炉にかかっていた靴下に入ってしまいました。このことから「サンタクロースが靴下にプレゼントを入れてくれる」という風習が生まれたそうです。

 それから、七面鳥ですよね。もともと欧州ではクリスマスにガチョウを食べていたと言われています。ガチョウはごちそうなので特別なクリスマスに、といった意味合いだったそうですが、これには諸説あるようです。ところが、日本では七面鳥を手に入れにくかったので、通常のチキンをローストして食べていたのが一般的になったそうです。現在ではフライドチキンを食べるのが主流となっていますが、これはあのケンタッキー・フライド・チキン商戦が成功したためなのだそうですよ。

 ということで、節分に太巻き寿司を食べたり、バレンタインにチョコをプレゼントしたり、ハロウィンには仮装を楽しんだりと、和洋折衷に宗教を超えてみんなで楽しむのは日本人ならではな感じがしますね。今日も楽しい一日を