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百日紅 |
百日紅の花言葉には「雄弁」「愛嬌」「不用意」「あなたを信じる」などがあります。中でも「あなたを信じる」には韓国に伝わる悲しい物語に由来するそうです。ある娘を残して、王子が「百日後には必ず戻る」と約束して旅立ちます。その後王子が戻ってきた時にはすでに娘は亡くなっていました。やがて、娘の墓がある場所から木が生え、百日の間、花が咲き続けた。という伝説だそうです。
しかし実際のところは、咲けば散り咲けば散るを繰り返しているので、あたかも百日間咲き続けているかのように見えるんですよね。
あちこちのお寺に百日紅があるのは、お釈迦さま誕生に関係する「無憂樹」の代用として植えられているそうです。インドにおいて無憂樹は、恋愛や結婚、出産に深くまつわるおめでたい幸福の木なのだそうですよ。
ともあれ、百日紅は、私たちの目を長い間楽しませてくれます。その花言葉や由来する物語に思いを馳せて、鑑賞するとしますか。みなさまのお近くにも咲いていますでしょうか。今日も楽しい一日を。