雛まつり

雛人形
 晴れ空の京都東山です。今日は楽しいひなまつりですね。女の子のいるご家庭では、パーティーを開催されることと思います。雛人形を飾り、菱餅・雛あられをお供えして、白酒やちらし寿司などを楽しみます。普段は着ることがない和装姿で、雛人形の前での記念写真なんかもいいですね。

 ちらし寿司の中には縁起物の食材が入っています。エビは「腰が曲がるまで長生きできるように」、レンコンは「将来の見通しが良いように」、豆は「まめに働けますように」などなど。また、白酒には「厄払い・厄除け」の願いが込められています。甘酒ですと、ノンアルコールですから、お子さまでも飲めますね。 

 そして、デザートなのかおやつなのかはわかりませんけれども、菱餅、雛あられにも意味がありました。

 菱餅の色は邪気を払うといわれるクチナシとヨモギで色付けられています。クチナシの実を混ぜ込んだ桃色の部分は「桃の花」、白は「雪」、ヨモギの緑色は「新芽が広がる大地」です。菱餅餅の3色は「雪から新芽が出て花が咲く景色」を表しているそうです(諸説あり)。

 また、ひなあられは、関東では「ポン菓子」のことらしいのですが、関西では「色のついたあられ」のことです。菱餅と同じく、桃色は、春の花。緑色は、夏の新緑。黄色は、秋の紅葉。白色は、雪。で、四季を表していて「一年の無病息災」の願いが込められています。中にはチョコレートでコーティングされたものが混じっているひなあられもありますけど、意味することは何でしょうね(謎)

 それからお年ごろの女性は、素敵な男性と出会うことを願って「はまぐりのお吸い物」ですね。はまぐりは対になった貝がらでないと、ぴったりと合わさらないので「一生のパートナーとなる男性と出会えるように」と願います。

 ひなまつりは、「子ども」にまつわるお祝いの日として、健やかに成長していく子どもたちと一緒にお祝いしたいものですね。今日も楽しい一日を。