さて、今年の干支は「癸卯(みずのとう)」ですね。癸とは「揆(はかる)」という文字の一部であることから「種子は計ることができるほどの大きさになり、つぼみは春間近で花開く直前である」という意味があるそうです。卯はもともと「茂」という字が由来といわれており、こちらは「春の訪れを感じる」という意味だそうです。また、卯という字の形が「門が開いているようにも見えることから「冬の門が開き、飛び出す」とも言われています。
そして、うさぎという動物から見ても、おとなしくて穏やかな性格から「家内安全」、多産で繁殖力が強いことから「子孫繁栄」、前向きに飛び跳ねる姿から「飛躍」や「向上」を表すそうです。さらに、長い耳からは「福を集める」ともいわれているようです。
このように、今年はどこから見ても、縁起のよい年になりそうな予感がします。「うさぎの上り坂」という諺のごとく、みなさまのこれまでの努力が花開き、とんとん拍子に物事が進んで実り始めますことを京都東山よりお祈りいたします。今日も楽しい一日を。
